内定承諾の前に確認すること
内定が出たら、承諾の前に「労働条件通知書(オファーレター)」の内容を必ず確認しましょう。口頭の説明と書面が違うことは珍しくありません。
- 年収の内訳:基本給・賞与・みなし残業代の割合
- 入社日:現職の引き継ぎ期間を考慮して現実的か
- 勤務地・配属部署:面接で聞いていた内容と一致しているか
- 試用期間の条件:期間と、その間の待遇差の有無
疑問があれば、承諾前にエージェント経由で確認してもらいましょう。承諾後の交渉は難しくなります。

退職の切り出し方
退職の意思は、最初に直属の上司へ、口頭で伝えるのがマナーです。同僚や先輩に先に話すのは避けましょう。
- タイミング:「ご相談があります」と面談の時間をもらい、1対1で伝えます。法律上は2週間前の申し出で退職できますが、就業規則では1〜2ヶ月前と定められていることが多いので、余裕を持って1.5〜2ヶ月前が目安です。
- 伝え方:「相談」ではなく「決定事項」として伝えるのがポイントです。「退職を考えている」ではなく「◯月末で退職させていただきたく、ご報告に参りました」と言い切ります。
- 退職理由:会社への不満は言わず、「新しい環境で挑戦したい」など前向きな理由に留めるのが円満退職のコツです。
引き止めにあったときの対処法
20代の退職では「昇給させるから」「異動を検討するから」といった引き止め(カウンターオファー)がよくあります。心が揺れるかもしれませんが、冷静に考えてください。
- その条件は、辞めると言わなければ出てこなかったものです。
- 転職理由が年収以外(仕事内容・環境・将来性)なら、昇給では解決しません。
- 一度退職を口にした社員への見え方が変わる職場も残念ながら存在します。
引き止めを受けて残留した人の多くが、結局1年以内に再び転職を考えるといわれます。決めたら意思を貫くのが基本です。
引き継ぎと有給消化のコツ
- 引き継ぎ資料は自分から作る:口頭ではなくドキュメントで残すと、退職後に連絡が来るのを防げます。
- 有給消化は退職日から逆算して計画する:「最終出社日」と「退職日」を分けて、残りの有給を最終出社日以降にまとめて消化するのが一般的です。
- 貸与物・書類の確認:PC・社員証などの返却物と、離職票・源泉徴収票など受け取る書類をリスト化しておきましょう。
まとめ
退職交渉は「言い切る・前向きな理由・余裕を持ったスケジュール」の3点を押さえれば、怖いものではありません。円満に送り出してもらえれば、前職の人脈は将来の財産になります。最後まで丁寧に、気持ちよく次のキャリアへ進みましょう。

